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PRESIDENT OF HAKUOH UNIVERSITY

MESSAGE 2

2013年度入学式学長式辞

2013年度入学式学長式辞

白鷗大学入式式辞

―日々新面目あるべし―


学長

奥島孝康


本日、ここに平成25(2013)年度学部・大学院入学式を挙行するにあたり、大学を代表して、新入生諸君、ならびに、ご列席のご家族・友人の皆様に対し、心からお慶び申し上げます。


本年度、白鷗大学に合格し本日の入学式に参列することを許された諸君は、学部1,228人、大学院13人、合計1,241人とまります。

これらの諸君は、これから始まる大学生あるいは大学院生としての日々に対する期待に、さぞかし胸をときめかせていることでしょう。

とりわけ、大学院生として学問という未知への分野に取り組もうとする諸君は、覚悟を新たにしていることでしょう。

諸君の新しい出発を祝うと同時に、諸君を心から歓迎いたします。

加えて、今日の晴れの日を心待ちにされて、長い間辛抱強く見守ってこられたご両親をはじめ、ご家族・友人の皆様のお喜びはいかばかりか、心から敬意を表するものであります。


さて、新入生諸君。諸君は本大学に入学した以上、「プルス・ウルトラ」、すなわち、「さらに向こうへ」一歩踏み出すことを義務付けられています。

諸君ももうすでに判っていることですが、「プルス・ウルトラ」とは、本学の創設者である上岡一嘉初代学長自から制定した本学のすばらしいモットーであります。


本学の所在するこの地は、平将門の乱を平定した藤原秀郷を祖とする小山氏の根拠地として栄えましたが、お隣の「宇都宮の吊天井」事件のように世間的に有名な逸話はありません。

しかし、天下分け目の戦いであった1600年の関が原の折には、事実上その勝敗をこの地において決定したのであります。

それを我々は「小山評定」と呼んでいますけれども、 この小山において天下分け目が事実上決定したこの事実は、諸君としてはしっかりと記憶に留めていただきたいと思います。

上杉討伐の途中、この小山で石田三成の挙兵の報に接した徳川家康は、小山評定によって秀吉子飼いの福島正則を中心とする武将たちを自分の味方につけるべく、大博打をうち、江戸幕府への道を開いたのです。


小山は、災害の少ない自然環境に恵まれた下野の国の入口に位置し、「坂東の大学」と呼ばれる足利学校なども近く、学問にじっくり取り組む学問的環境として最適の地といってもよいでしょう。

諸君は、ここでじっくり学問に取り組み、天下を観望しながら、機を見て勝負に出る実力を養成するためのインキュベーションとしてはどうでしょうか。

中世のあの鎌倉武士の中核となった下野武士団のように、これからの世の中で輝く存在となろうではありませんか。

そのために、諸君、もう一歩踏み出しましょう。それが「プルス・ウルトラ」です。


これからの教育は当然のことながら、国際通用力が必要であり、本学でもいくつもの海外の大学と学生の交流協定を結んでおります。

それゆえ、諸君に世界へ雄飛する心があれば、その道は大きく開かれているのです。本学は、校名のごとく「白いカモメ」であって、諸君が世界へと高く飛翔するための基礎学力と基礎体力を養成するインキュベーターであります。

「高く翔ばんと欲すれば、深く学ばざるべからず」と言われるように、高い使命感と熱い情熱を必要とします。

本学で学ぶということは、カモメの飛翔のように高い使命感を持ちそれを支える屈強な武士のような熱い魂を持って、つまり、未来を担う学生らしいミッションとパッションを持つよう努めることである。

ということを忘れないでください。

諸君が本学で学ぶ意義を自覚してくれたとき、諸君は白きカモメとなって、世界の空を悠々と飛翔することができるのです。


幸い、小山は、天災などの災害を心配せずに、じっくり腰を落ち着けて勉学に取り組む自然環境が整っているだけにとどまらず、世界遺産の日光や幕末まで続いた足利学校など、文化的環境に恵まれ、学生生活を心豊かに過ごすための条件にも恵まれております。

諸君は、本学の持つ勉学条件をフルに活用して、ミッションとパッションをしっかり身につけてくれることを期待いたします。


最後に、もう一度繰り返します。

諸君が前へさらに一歩踏み出す日々を本学で送ってくれるとき、本学は白きカモメとなって世界へ翔たくことでしょう。


諸君、ご入学おめでとう。